一般社団法人シマダ未来財団(2025年設立)は、2025年12月15日(月)、ホテル&レジデンス六本木 Bar & Restaurant COCONOMA にて、2025年度奨学生15名を対象とした「第一回普及啓発事業(ワークショップ)」を開催しました。
本事業は、超高齢社会および社会福祉現場が抱える課題についての理解を深め、次世代の課題解決に資する学びの機会を広く提供することを目的としています。学識経験者の参画のもと、奨学生が互いに学び合い、社会課題への視野を広げる貴重な場となりました。
■ワークショップの趣旨
シマダ未来財団では、奨学金支援にとどまらず、社会課題に向き合う次世代人材の育成を重要な使命としています。
本ワークショップは、以下の現代的課題について専門家と奨学生が共に学び、対話し、考える機会を創出するために実施されました 。
- 超高齢化社会の進行
- 社会福祉現場の複雑化
といった現代的課題について、学識経験者と奨学生が共に学び、考え、対話する機会を創出するものです。
■当日のプログラム内容
1. 代表理事挨拶
代表理事・島田成年により、シマダ未来財団の設立趣旨および本事業の目的について説明し、奨学生への期待と激励の言葉が述べられました。

2. 奨学生紹介
参加した11名の奨学生の研究テーマを紹介 。医療、福祉、教育、地域づくりなど、多様な専門領域から社会課題にアプローチする姿勢が共有されました 。
3. 研究内容の共有と意見交換
各テーブルには財団の評議員も加わり、専門的な視点から各研究へのアドバイスや、活発な意見交換が行われました。異なる専門分野の視点や、経験豊かな学識経験者からのフィードバックが交わることで、学生たちにとって新たな気づきや研究を深める貴重な機会となりました 。

4. 選考委員・東京学芸大学教授 金子嘉宏先生による講演
学識経験者として、これからの超高齢社会を生きる次世代に求められる視点について、東京学芸大学教授・教育インキュベーションセンター長である金子嘉宏先生に講演いただきました。 奨学生にとって、研究の方向性を考える上で大変示唆に富む内容となりました。

5. 懇親会 & モクテル作りワークショップ
奨学生同士の交流を深めるアクティビティとして、また探求学習の一環として、ノンアルコールのカクテル「モクテル作り」を体験しました。 学年や研究分野を超えたつながりが生まれ、今後の活動に向けたネットワーク形成の機会となりました。

6. 今後の展望
シマダ未来財団では、奨学金支援に加え、社会課題に向き合う次世代の育成を目的とした普及啓発事業を継続的に実施していきます。
今回の第一回ワークショップは、奨学生同士の学び合いと、学識経験者との交流を通じて、未来を担う若者の成長を後押しする貴重な機会となりました。今後も公益性の高い事業運営に努めてまいりますので、当財団の活動にご注目いただけますと幸いです 。